■ KODAK エクタカラーペーパー用現像処理液2リットルの溶かし方
使用する薬品
発色現像液
- KODAK エクタカラーRA発色現像補充液 RT 10L(10L用)(補充液)
- KODAK エクタカラーRA発色現像スターター(1.2L原液)
※補充液に加え、現像使用液を作成するときに必要な薬品です
漂白定着液
- KODAK エクタカラーRA漂白定着液(10L用)(補充液 使用液兼用)
- KODAK エクタカラーRA漂白定着液(10L用)(補充液 使用液兼用)
2リットル分の溶かし方
※製品の容量は一度に全量使用する現像機用です。
この2リットルの方法では若干薬品が残りますが問題ありません。発色現像使用液
- 27℃〜38℃のぬるま湯 1600ml を用意します
- 発色現像補充液のパートA 80ml をかき混ぜながら注ぎます
- 発色現像補充液のパートB 37.4ml をかき混ぜながら注ぎます
- 発色現像補充液のパートC 80mlを かき混ぜながら注ぎます
- 発色現像スターター 50ml をかき混ぜながら注ぎます
- 最後に水を全量が2リットルになるまで加えます
※かき混ぜ過ぎに注意してください。
漂白定着液
- 27℃〜38℃のぬるま湯 1316ml を用意します
- 漂白定着液のパートA 284ml をかき混ぜながら注ぎます
- 漂白定着液のパートB 400ml をかき混ぜながら注ぎます
薬品の処理能力
バット現像または卓上小型現像機を補充なしで使用する場合
2リットルの液料で六切り〔8 x 10インチ〕サイズでおよそ30枚処理が可能です。
プリントの露光調整を加えていくと、最大84枚程度処理が可能です。
薬品の保存(未使用液)
※製品のボトルは一度開封すると密閉することができません。
未使用原液及び溶かした薬品はジャバラ式等の密閉保存できる貯蔵ビンに移し替えてください。- 開封後の未使用原液(密栓した貯蔵ビンを使用)・・・・・約6週間
- 溶かした処理液(密栓した貯蔵ビンを使用)・・・・・・・約6週間
- バット、小型卓上現像機のタンク内の処理液・・・・・・・約4時間
現像処理の時間と温度
卓上型小型現像機 | ||
処理工程 | 時間 | 温度 |
現像 | 45秒 | 35.0℃±0.3℃ |
漂白定着 | 45秒 | 30℃~36℃ |
水洗 | 1分30秒 | 30℃~40℃ |
乾燥 | 適宜 | 96℃以下 |
バット現像の場合 | ||
処理工程 | 時間 | 温度 |
現像 | 1分 | 33.3℃±0.3℃ |
停止・水洗 | 30秒 | 30℃~36℃ |
漂白定着 | 1分 | 30℃~36℃ |
水洗 | 1分30秒 | 30℃~40℃ |
乾燥 | 適宜 | 96℃以下 |
■ 実際のカラープリントの色補正
基本的にY、Mの2色または1色のフィルターの量の増減と、
露光秒数の増減により、カラープリントの色を補正します。
プリントに見える色 | 補 正 |
黄色っぽく見える | 引伸機のYフィルターの量を増やす |
マゼンタっぽく見える | 引伸機のMフィルターの量を増やす |
シアンっぽく見える | 引伸機のR(Y、M)フィルターの量を減らす |
ブルーっぽく見える | 引伸機のYフィルターの量を減らす |
グリーンっぽく見える | 引伸機のMフィルターの量を減らす |
レッドっぽく見える | 引伸機のR(Y、M)フィルターの量を増やす |
製品に関してのお問い合わせは、サービス&サポートセンターへお願いします。
2010年4月5日改訂